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2010年12月27日

2010後半の活動から その1 NO.736

 先に報告です。先週発行のタウン誌「YOU」に、ワタシの県政レポートを折り込みさせていただきました。やけに紙が厚いが、中身は・・・ 一応?この一年間の活動報告をまとめさせていただきました。一度お読みいただければ幸いです。

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※12/5 「伊賀の地域医療を守る会」設立総会。記念講演では、県立一志病院の飛松院長に「家庭医療の今後の方向性」についてお話いただきました。役員メンバーも、無事選出いただきました。

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 随分と長い間、ブログをお休みしてしまったので、その間の活動について、大晦日を迎えるまでのあいだに、かいつまんでご報告をと思います。この12月5日に、「伊賀の地域医療を守る会」を立ち上げさせていただきました。過去、2年間で合わせて3回、「伊賀の地域医療を考えるシンポジウム」を実行委員会形式で開催してきました。コンビニ受診の問題を取り上げたり、伊賀市名張市の両市立病院の機能分担の問題を議論したりと、それなりに市民の皆さんに問題提起をさせていただけたのではと、思っています。

 しかし、その間にも、伊賀地域の二次医療、とくに救急医療体制は、8月に輪番制の当番病院が決まらない空白日が出るなど、厳しさが増しました。こうした中、シンポジウム実行委員会のメンバーで話し合った結果、大規模なシンポジウム形式はいったんお休みにして、もっと小さな地域単位に入り込んで、地域の若いお母さん方や高齢者の皆さん方に、地域の医療の実態や課題について知ってもらう、考えてもらおう、そんな活動に切り替えていこうということになりました。そんな思いを共有する皆さんで結成にこぎつけたのが、先の「伊賀の地域医療を守る会」なのです。

 まだまだ、できたてのホヤホヤで、具体的な活動はこれからですが、ぜひ、多くの皆さんに参画いただき、伊賀の地域医療を市民みんなで守っていければと願っています。賛同いただける方は、伊賀の地域医療を守る会事務局(TEL23−6063)にご連絡いただくか、このブログのコメント欄でご連絡ください。下記に、設立趣意書と活動方針を貼り付けておきます。時間に余裕のある方は、ご覧ください。

=設立趣意書=

 医師不足、看護師不足等による地域医療の崩壊が、今、地域住民の安全安心を大きく脅かしています。長期にわたる医療費の抑制や臨床研修医制度の改正などがその原因と言われ、国の施策による抜本的な対策が求められているところです。しかしながら、医師・看護師不足やその偏在は、地方の病院に深刻なダメージを与えており、全国各地で地域医療が瀕死の状態に陥り、地域にとっては、その再生が一刻の猶予も許されない状況となっています。
 ここ伊賀地域においても、地域医療を取り巻く環境は、数年来、非常に厳しくなってきています。特に、二次救急医療体制については、一昨年から伊賀地域内3病院による輪番制が敷かれたものの、受け入れ困難なケースが発生するなど、不安定な状況がみられ、さらには医師不足が深刻化し、本年8月には、当番病院が決まらない空白日が発生するなど、危機的な状況に陥り、住民の不安も募っています。
輪番病院はもとより、伊賀市、名張市の両市においても、医師確保に全力を傾注いただいていますが、全国的な医師不足や偏在の中で、十分な成果が思うように得られる状況にはありません。また、医療資源の集約化を少しでも図るため、両自治体立病院の機能分担や経営統合も関係機関において議論されてきましたが、残念ながら、実施には至っておりません。
 こうした中、伊賀地域内において、実行委員会形式による「伊賀の地域医療を考えるシンポジウム」が2009年2月を皮切りに計3回開催されてきました。地域医療に対する住民の関心は非常に高いとは言うものの、まだまだ知らないことも多く、まずは、わたしたちの身近な医療機関が抱える様々な課題を踏まえた上で、問題意識を関係機関と住民が共有することから始めたいと開催されました。
地域医療は、今や、行政や地域の病院だけで守りきれるものではありません。地域住民、行政、医療機関、地域の関係団体、それぞれがお互いに向き合って課題を共有し、それぞれの立場でできることを求めていかなくてはなりません。先の実行委員会の活動を継承し、今、わたしたち伊賀市、名張市の両市民は、自らの手で伊賀の地域医療を守るための具体的な行動を起こさなくてはならないと考え、ここに「伊賀の地域医療を守る会」を設立いたします。

=活動方針=

1 シンポジウムやセミナーの開催、会報誌やホームページを通して、伊賀の地域医療の現状について情報発信し、住民、行政、医療機関、地域の関係団体等がお互いに課題を共有する。

2 上記等の活動を通して、住民のコンビニ的受診を防止するなど、適正な受診を促したり、地域にある病院や診療所の医師や看護師等と住民との対話を進め、地域全体で医師や看護師を守り育てる機運を醸成し、その定着を図るなど、地域全体で地域医療を守り、支え合う関係づくりを進める。

3 医療資源の集約化や機能分担、拠点病院のあり方など、救急医療体制も含め、今後の伊賀地域の医療体制(1次・2次・3次すべてを含む)のあるべき姿を研究、模索していく。

投稿者 boss_blog : 2010年12月27日 20:14

コメント

再開お待ちしておりました! 今回はなかなか長いブランクでしたが、再開おめでとうございます。よい年を迎えて下さい。また来年もよろしくお願いします。

投稿者 高橋千秋 : 2010年12月28日 08:16

ご心配をお掛けしました。ようやくの再開です。読者も激減したことと心配をしておりますが、早速のメールに元気をいただきました。ありがとうございます。こちらこそ、来年もまた引き続きよろしくお願い申し上げます。

投稿者 ひろゆき : 2010年12月28日 20:28

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