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2007年08月28日

またまた東北 今度は福島へ  NO.308  

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 ‘死のロード’と呼ばれる長期遠征も何とか今年は勝ち越した我らが阪神タイガース。でも、首位奪取まではちょいと厳しい状況か。ワタシの方も、視察ロードが後半戦に。今日は、所属する県立病院調査特別委員会の県外調査で福島県へ。そういえば、先週は宮城&岩手だったっけ。

 運営が厳しい4つの県立病院を民間に移譲したり、町に移譲したりした福島県の病院事業について、県議会を訪ね調査をさせていただいた。累積欠損金が約199億円。医師不足で医業収益が激減し(病床利用率63.8%)、医業収益に占める給与費の割合が85.7%(全国の自治体病院の平均は55.2%だそうな=いただいた資料から)という状況下では、まさに崖っぷち、英断を下さざるを得なかったか。

 民間移譲のケースは(財)脳神経疾患研究所が受け皿に、また、町が県より無償譲渡を受けたケースは、その後に町が指定管理者制度を導入している。気になる職員の処遇問題を尋ねると、約1/2が引き継がれた病院に残り、約1/4が健康福祉部に、約1/5が大学の附属病院へという形になったそうだ(対象者は約140人)。県立ではなくなるので、県からの繰入金は発生しないが、5年間は施設整備などの面倒は県が負担するようだ。それでも、県内には8つの県立病院が残る(うち2病院はH23年度に統合新設予定)。大幅な繰入金の減には及ばない模様。また、経営形態変更の議論は、これからのようだ。いずれにしても、県域も広く、また、民間病院も数多く存在するという環境下ではない、こうした県では、県立病院に期待される部分が三重県よりは遙かに大きい感じがした。明日は、お隣の山形県へ。

投稿者 boss_blog : 2007年08月28日 23:02

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