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2006年09月05日

こんなカッコウで・・・

 今日は、久しぶりに朝の街頭演説に出掛けた。朝立ちは、6月末以来になる。6時50分から7時30分までの約40分、名張駅東口に陣取り、最近の議会活動の中から、いくつか報告をした。森林環境税の検討課題や公立病院が抱える問題点、産業振興に関わる道路整備などなど。出勤途上のみなさんは、時間がないので、充分に伝えられるわけではないが、ほんの少しでも耳に残ってくれるといいかと。

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※相棒のスピーカーさんとのツーショット。こんなカッコウで、やってます。駅前で見かけることがあったら、声掛けてやってくんしゃい!

 今日は、伊賀地域の高校再編活性化を議論している協議会の最終会議が行われた。少子化の影響で生徒数が減少し、適正規模が維持できなくなってきた伊賀地域の高校をどうしていくか、平成16年から約2年もの間、議論が交わされてきたが、ようやく結論を出さなくてはならない時期となった。侃々諤々の議論の末、結論がまとめられたが、そのことについては後日、じっくりと説明をしたいと思う。

 今日は、約束どおり昨日の続きを書こうと思う。観光カリスマの山田桂一郎さん。カリスマに選ばれるだけあって、さすがそのウンチクにも説得力がある。氏曰く、

 「相変わらず、国内旅行は全体的に落ちている。唯一、伸びたのは高知県だけだが、これは大河ドラマの影響で来年はわからない。もちろん個別的には伸びているところもあるが。が、しかし、海外旅行は空前の増となっている。海外は誰もが滞在型の旅行だ。しかし、国内は相変わらず、物見遊山の周遊旅行になっている。新たな商品構成が必要。長期滞在の仕組みをつくっていかなくてはいけない。エコツーリズムなども重要だ。」

「全国的に体験学習タイプが増えたが、総花的になるとみんな同じになってしまう。ホンモン志向、質の重視という観点から、お客様に選ばれるしくみが必要になっている。選ばれる理由より、なぜ自分たちの地域が選ばれないのか、その理由をしっかり掴むべきだ。そうした調査は行政がやればいい。たとえば、東京から伊勢志摩と同じ距離位置にある、飛騨高山は圧倒的に観光客が多い。高山に来ている観光客に、なぜ伊勢志摩を選ぼうとしなかったのか、そこをリサーチするべきだ。」

「観光だけで終わらないしくみも必要。産業観光なども新たなしくみだ。地域の生活の質向上も重要な要素となる。国内マーケットは減少傾向なので、世界戦略的に捉えるべき。また、商品単価、付加価値を上げていかないと、団体旅行客から個人旅行客への切り替えがむずかしい」などなど。

 一つ、興味深かったのは、昨日書いたボランティアガイドの件。山田さんによると、海外ではボランティアガイドなるものは存在しないと言う。どこの国でもガイドはりっぱな産業であり、しかもステイタスの高い職業の一つだと。民業圧迫というわけでもないが、やはり雇用にも繋がるプロとして考えていくべきだとのお話。これも、このあいだ書いたコミュニティビジネスの一つになりうるものだと考えられる。大いに参考にしたい。

投稿者 boss_blog : 2006年09月05日 22:13

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