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2006年09月04日

伊勢えび は お好き?

 今日は、予定どおり所属する「産業振興調査特別委員会」の県内調査、終日バス移動で、伊勢市と多気町を訪問した。産業振興調査特別委員会は、三重県の南北格差の是正や東紀州の活性化、さらには地域産業や観光の振興施策等を調査する委員会だ。どちらかというと、伊勢志摩以南向けの施策調査ではあるが、南北格差ならぬ東西格差(伊賀に県政なしというよりは的確な表現?)をかかえる伊賀名張としては、地域産業や観光振興の面で共通の悩みを持っているとも言えるわけで、その対策は、当地にも大いに活用できるものと考え、当委員会に参加した次第。

 本日の行程は、午前中がサンアリーナ(伊勢市)にて、伊勢志摩地域で観光振興に取り組んでられる方々との意見交換会、午後は多気町にて町長から企業誘致を通したまちづくりについてお話を伺った。
午前中の意見交換会では、旅館業や物産販売等々、地域で自ら観光業に取り組んでいるみなさんから、貴重なご意見をいただいた。

・行政の中にもっと観光カリスマが生まれるほどに、観光のスペシャリストを養成してほしい。
・食材に恵まれた地域なので、伊勢ブランドをつくるべき。
・もっとリピーターを多くする工夫が必要。
・民にはできないが行政ならできること、特に人材育成の面で思い切ったことをやってほしい。
・観光業に携わるものが、まだまだ自分たちの都合で経営している。お客様のニーズに合わせた経営が必要。宿泊と食事を分離したメニューシステムに切り換えている。
・ボランティアガイドとビジネスとの競合をどうしていくか、今後の課題となりつつある。
・法人客が激減した中で、修学旅行客に活路を見いだすべき。
・伊勢志摩だからこそできる体験学習を考える必要がある。
・地産地消を進めたいが、仕入れの数がまとまらないためできない。
・人件費の節約から、板前さんの下働きが置けなくなったので、加工工場が必要になっている。

ちょっと細かすぎましたが・・・特に、話題になったのが、「旬のもの」、「本物」にこだわっていこうという姿勢。たとえば、伊勢えび。夏の今頃はあるはずがない(地域では10月から獲れる)のに、旅館では食事に出てくる。これでは、本物の良さを伝えられない。獲れない時期には、出さないという宣伝の仕方をすすめ、ブランド化を図るべきだという意見が多かった。いろいろと参考になりました。

 ところで、たまたま日本に帰国中ということで、津市出身で現在は年の半分をスイスで活動されている観光カリスマの山田桂一郎さんが意見交換会に同席をいただいた。すごく参考になるお話を短い時間の中でたくさんうかがえた。明日は、そのお話を続編として書きま〜す。※写真は、視察とは無縁。名張川での遊びのショット。


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投稿者 boss_blog : 2006年09月04日 20:46

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