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2012年05月27日

初夏っぽく  NO.844

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※第2回関西広域連合への参加を考える県民のつどい(奈良県橿原文化会館)

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※神野直彦東京大学名誉教授が基調講演を行ってくれました。

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※後半はパネルディスカッション。


 5月も末、初夏っぽくなってきましたねえ。そんなワタシの今日のカーライフのお伴は、U2のベスト盤(1980―1990)。U2っぽいナンバーが満載のアルバムですが、少し毛色の違う「ANGEL OF HARLEM」あたりがお気にですが、いかがですか?

 さて、今日は奈良県議会で関西広域連合への参加を訴えて活動されている「関西広域連合参加を検討する奈良県議会議員連盟」の皆さんが主催する第2回のシンポジウム「関西広域連合への参加を考える県民のつどい」に行ってきました。昨年12月に奈良市内で開催された第1回のシンポジウムは、大勢の奈良県民の参加があり大変な反響でした。奈良県民の関心の高さがうかがえるところです。今回は、橿原市内の開催でしたので、小ホールが会場でしたが、それでも会場いっぱいの参加者があり、熱気が感じられました(名張から電車で30分。近いなあ〜)。

 基調講演は、東京大学名誉教授の神野直彦先生。国の地域主権戦略会議のメンバーでもある神野先生からは、「出先機関改革と広域連合」というテーマでお話いただきました。「出先機関改革は、もろ刃の剣。やり方によって、分権を推し進める方にもなるし、逆に中央集権を強化してしまうことにも。国の関与の仕方によっては、広域的実施主体が出先機関化してしまう恐れもあり、しっかり見ていく必要がある」とのこと。

 パネルディスカッションでは、大阪商工会議所の佐藤会頭、山下生駒市長も加わって議論が行われました。広域連合の分野別取り組みと国の出先機関の移管の問題が少し混同しやすく、会場との意見交換では少しかみ合わないところもありましたが、奈良のアイデンティティを守りながら、広域連合の中で、グロバリゼーションに対応すべく活性化を図っていこうという思いが感じられました。不参加の意志が固い荒井奈良県知事ではありますが、こうした住民レベルの議論が活発に行われることは非常に大切だと感じました。観光や防災の分野での関西広域連合への三重県の部分参加を訴えているワタシですが、さらに研究を深めたいと思っています。

投稿者 boss_blog : 2012年05月27日 23:05

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