« タラス襲来!! 厳重警戒を | メイン | 少し落ち着きましたね NO.797 »
2011年09月03日
引き続き厳重警戒を! NO.796
台風12号(アジア名:タラス)の雨も、ようやく峠を越えたかな?まだ、油断はできませんが、現在のところまでは、局所局所では被害はあるものの、大規模な災害は、昨日の伊賀つばさ学園を除けば発生していないようなので、よかったです。このまま、天候が回復し、山も川も落ち着いてくれることを祈ります。
さて、今夜も調査報告の続きを。今回の調査で、ワタシ自身が一番伺いたかった調査先、遠野市です。岩手県沿岸部の大津波を想定し、早くから後方支援の拠点化を進めてきた遠野市。三重県も沿岸部の津波を想定すると内陸部であり、また関西と東海の結節点である伊賀地域は、後方支援の拠点としては最適ではと思っています。
〜被災地での調査報告 その�ァ�

※山田町内でのガレキ置き場。ちょっと見にくいですが、ガレキがいくつもの山となっています。

※遠野市役所の玄関です。静岡県だけでなく、大阪府、東京都等の現地支援本部もおかれているようです。東京大学や神奈川大学の名前もありますね。

※市役所庁舎(議場部分だったかな?)自体も被災している中で、丁寧にご説明いただき、誠にありがとうございました。
�ィ�/5遠野市役所にて「遠野市の後方支援、静岡県現地支援調整本部との連携、静岡県の支援内容について」調査
説明:菊池保夫 岩手県遠野市総務部沿岸被災地後方支援室長 ほか
・宮古市、釜石市、大船渡市など沿岸市町へ陸路で約1時間、ヘリコプターで約15分で移動できる立地環境などから、遠野市は平成19年から「地震・津波災害における後方支援拠点施設整備構想」を進めてきた。市長は、県OBで、阪神淡路大震災のときは県の防災課長、現場経験の後、2年間で岩手県の防災計画づくりをした人である。4年前から訓練にも取り組んできた。平成19年の岩手県総合防災訓練、平成20年の東北方面隊震災対処訓練(みちのくALERT2008)では、市の運動公園や早瀬川敷地で、自衛隊・警察・消防・医療機関・住民などと合同の訓練を実施し、宮城県沖地震に備えてきた。
・構想の概要 ◎地震や津波などの被害に対し、防災ヘリコプターで沿岸市町へ約15分で移動できること。地質が花崗岩で安定していることなどから、後方支援には遠野市がふさわしいこと。◎支援物資の収集、仕分け、搬出作業のための施設が必要なこと。◎各種支援隊の仮眠場所、宿泊場所を計画していること。
・津波被害が現実になった。地震発生から約11時間後の3月12日、大槌町から歩いて一人の男性が、救援を求めてきた。このSOSをきっかけに、沿岸被災地域への後方支援活動を本格的に開始した。
・後方支援に市民の理解を得られたのは大きかった。市民に感謝している。
沿岸のためにお金を使ってみたいな非難はなかった。背景には訓練を見てきたこと、遠野市内の倒壊はゼロ、死者もなく、高齢者もすべて確認できたなど、
よって後方支援に専念できた。
・ラジオしか情報がなく、被災地は連絡がつかず。やはり重要なのは情報。岩手県からも情報入らない。結局、毎日、被災地へ行ってきた市職員が報告する情報が頼り。1日2回、市役所内で会合と情報交換を(職員集会を6時と20時に実施)。4班20人体制で支援を。二度の訓練が生かされた。
・遠野市庁舎も被害を受けている。被害額、約32億円。
・遠野運動公園に自衛隊、消防隊等が集結した。スピーディに対応できたのは、以前の訓練のおかげ。
・被災地からの患者受け入れ211人。被災地への救援物資の搬送250回。14万人分のおにぎり用意。避難者の受け入れ、個人宅避難の情報収集。体育館である物資拠点を開放する。入浴施設も無料開放し、入浴支援を。
・後方支援とは何をしたらいいか?ここを拠点に支援する団体の支援を行うこと。消防隊は実際入りきれなかったので、高校の体育館を急きょ借りた。自衛隊は自前でテントも持ち、自己完結型だが、消防隊は持っていない。寒い時の行き場が必要になる。警察隊も同じで、しかも、県警ごとに来る。ホテル、旅館はキャパ600人のみ。144のコミュニティセンターをすべて開放してもらった。100施設は使用した。今も市内に避難者400人あり。
・静岡県は、いち早く来てくれた。動きが早かった、しかし、岩手県は静岡県何しに来た?という具合だった。静岡県は、自分たちで被災地歩いてくれた。 遠野市に拠点おきたいと要請があった。静岡空港も◎ 飛行機で物資輸送 車10台すぐに来た。
・物資支援は、縦のつながりではなく、横のつながりで出来た。42市町の友好の輪が。遠野市に送れば届くと思ってもらえた上、市民ボランティアも協力してくれた。
・遠野市内を拠点としたボランティアは約250団体。1日最大1109人の 宿泊が(7/25)
・三陸文化振興プロジェクトとして、献本を実施中、15万冊集まった。分類整理中で、整えば学校に送る予定。公立図書館は、そのあとに。
・医療に関しては、産科がないなど元々厳しい地域。モバイル検診を遠野市で初めているが、被災地域にも広げようと考えている。
・後方支援がすべてうまくいったわけではない。想定はしていたが、食料備蓄が十分できていなかった。発電機や投光機もなかった。対口支援は、あらかじめマッティングをしておけば、もっとよかった。遠野市3万人では、沿岸市町すべてをカバーするのは無理がある。県のリードで、ペアリングをしてもらっていればよかったかと。
・後方支援に財源こない。制度化が必要で、全国どこでも必要。そうすれば、後方支援がやりやすくなる。人件費別で2億5千万円ほど持ち出しか。3月中は、職員400人のうち、部局で使える人数200人、そのうち50人くらいを投入してきた。
・震災後、市内スタンドをストップさせてストックを調べ、支援車両にだけ給油をするようにした(チケット制にして統制した。身の危険も感じたくらい)
・役所内、支所内、すべての灯油を集め、独居老人に配った。役所の人間は寒くてもジャンパーで作業。大船渡市では凍死?と聞き、県庁にTELしたが、八戸にタンカー来るからといった対応。
・県との連携は×。知事の権限で自衛隊、警察(警察庁)、消防(自治体)
動かせる。分身くるかと思ったが、来なかった。県に現地で対策本部をつくるべきと進言し、やっと出来たが、権限与えていなかった(連絡員レベル)。せめて副知事クラスが来てほしかった。あるいは、振興局部長に権限与えるとか。
投稿者 boss_blog : 2011年09月03日 22:23