« 2009年10月 | メイン | 2010年02月 »

2010年01月31日

どさくさに紛れて  NO.683

 ブログの文字が小さくなりすぎて、読めない状態になっていました。自分なりに四苦八苦修正にトライしてみましたが、うまく行かず、結局初めに立ち上げてもらった友人になおしてもらいました。ブログのソフト自体が自動調整機能の中で強制的に文字を小さくしてしまったみたいで(理由がよくわかりません)、一定の大きさに固定してもらいました。以前からも、文字が小さいとのご指摘はよく受けていたのですが、今回は、かなり虫眼鏡状態だったので、随分ご迷惑をお掛けしました。すみません。まだ不具合があれば、教えてください。

 さて、そんなこんなの中でのブログなので、どさくさに紛れてイチャモンを書いてしまいましょう。先週は、二日間にわたり全員協議会が開催され、一日目は、新博物館建設について、二日目は、県立病院の経営形態変更について、の議論が知事と行われました。博物館の議論について、自分のブログをたどってみると・・・ ありました?、ありました!08年11月の「どうする?どうなる?博物館 NO.587」に自分の思いをコメントしてました。しっかし、その時の議会での議論と先週の議論を比べてみると、な〜んも変わっとらん! でした。博物館の必要性は誰も否定しませんが、今?、この時期に?、なぜ?、という疑問には相変わらず答えきれていません。県立病院の改革議論も同様で、議会も県民も経営形態にこだわりがあるのではなく、本当にその地域の医療が守れるかどうかを知りたいだけなのですが、結局これも、診療体制や医師看護師確保が具体的に明らかにされず、疑問に答えきれてません。困ったものです。

 しかし、それ以上に困るのは、知事がこうした議論の中で、丁寧な議論を交わすことから逃げていることです。両日ともに、議員からの質問にまともに答えず、それどころか本題とは関係のない次元にすり替えて議員に反論するというところがありました。どちらも一年以上続いている議論ですから、いい加減に決着したいという知事の気持ちもわからないわけではありませんが、そこは、落ち着いて対処してほしいところですし、尚かつ、信念をもって進めているのであれば、尽きることない情熱をもって、われわれ議員を、そしてそこにつながる県民を納得させてほしいと思います。

 そういう思いで、今朝新聞を読んでいると、朝日のオピニオン欄に載っている中島岳志氏の意見が目をひいた。中島氏は以前にもブログに書いたことのある、ワタシの好きな思想家(でいいのかな?)だ。
ちょっと、抜粋させてもらうと、
「政党が理念をもったリーダーを生み出せずにいる背景には、90年代半ば以降、世論が単なる気分になってしまったことも影響している」「理念を掲げて着実に国民の支持を得ようとする人ではなく、世論の熱狂をあおるのがうまい人がリーダーになる」「本来、政党のリーダーにふさわしいのは独断的なカリスマではなく、他者との葛藤に耐えながら、ねばり強く合議形成をしていく能力の持ち主・・・平凡な言い方ですが、人間味があって器が大きく、人の意見をしっかり聞く政治家です」「僕たち国民の側も変わらなくてはいけない・・・熱狂しないこと・・・過激なことを言うカリスマに飛びつくのではなく、それを疑う力を持つ、意見の違う人を排除せず、いろいろな価値観に触れて、世論を地に足のついたものにしていく。しっかりとした人生経験をもとに、この人なら任せられると思う政治家に票を投じることでリーダーとして育てていく、それが結局。合議的なデモクラシーを成立させる一番の近道」

 なぜ、こんな長い引用をしたかというと、この文の政党のリーダーをそのまま三重県のリーダーと置き換え、今の知事に考えてほしいと感じたから。派手なパフォーマンス好きの北川知事のあとを野呂知事に託した県民は、マサにこんなリーダー像を求めていたのではないかと。明日から2月、いよいよ、長丁場の議会が始まります。県民にとって、実のある議論が交わされることを大いに期待します。

投稿者 boss_blog : 20:24 | コメント (0)

2010年01月24日

シンポ、ご来場ありがとうございました! NO.682

kksinpo1.jpg

kksinpo2.jpg

kksinpo3.jpg

kksinpo4.jpg

 きのうのシンポジウム、ご来場ありがとうございました。堅〜い話題?に関わらず、ご参加いただいた皆さま、本当に感謝申し上げます。また、お忙しい日程にも関わらず、講師を引き受けていただいた鈴江先生、本当にありがとうございました。

 基調講演では、鈴江先生から、校長として赴任された京都府立北稜高等学校での、活性化への取り組み事例を中心にお話いただきました。生徒減の中で、再編等でなくなるかも知れないと噂された北稜高校を、「不本意だけれど他に行くところがなかった」という一中堅高から、地域で存在感のある、魅力ある地域の高等学校に変身させたのは、「テーマ性のある普通科の実践」という切り口でした。「自分で考え、自分で表現する」「地球と環境」という二つのオリジナル・テーマは、学習カリキュラムから、校内での環境活動、マレーシアの学校との交流など、子どもたちが北稜高校にいる時間、期間、すべてにわたってちりばめられていて、多感な彼らの感性に、これからの人生を生き抜くエキスを注入していったのだと感じました。ご自身の体験も含め、子どもたちの大半を占めるごく普通の生徒たちに、存在感を持たせる教育の在り方というものを勉強させていただきました。

 後半のパネル・ディスカッションでは、「どうなる?どうする?名張の3高校」と題して、パネラーの皆さんに意見を出していただきました。名張桔梗高校PTAの服部さんからは、3高校の活性化への取り組み事例を紹介いただいた上で、ご自身が伊賀市民である立場から、伊賀市の子どもたちは伊賀地域外には進学しないので、名張の3高校は残してもらわないと、ますます選択肢が無くなってしまうとの危惧を述べられました。P連副会長の作本さんからは、3高校の特色が細かいところまで伝わっていないこと、子どもたちは自分のやりたいことができる学校に行きたいわけで、それは各々違う、3高校もあれば特徴をはっきりさせて、選択に迷うくらいの魅力ある高校にしてほしい、というご意見が出されました。

 地元中学校の辻村先生からは、各高校への進学後の具体的なイメージ、特に将来へのつながりが見えないことがあり、もっと高校から情報を提供してほしいとの要望が出されました。市民代表の櫻井さんからは、学校がなくなることはその地域がなくなることだという危機感がもっと必要、市内それぞれの地域で地域の活性化に取り組んでいる「地域づくり委員会」等と連携し、3高校も、その地域のまちづくりに参画させてもらえば、地域との一体感が産まれるのではと提案いただきました。そして、コーディネーターの中谷さんからは、地域全体で地域の高校の活性化の議論を深め、ぜひ、地域の3高校を魅力ある高校として残していきたいと、まとめていただきました。

 医療問題については、数度シンポを取り組ませていただいてきましたが、高校活性化問題は初めての取り組みでしたので、いたらないことも多かったと思いますが、医療問題も同じで一度で解決するようなものではありませんから、これからもこうした議論の場を実行委員会として企画していきたいと考えます。

投稿者 boss_blog : 16:42 | コメント (2)

2010年01月16日

地域の高校を活性化させるために今、必要なこと NO.681

 新聞報道のとおり、皇学館大学名張学舎の跡地に近大高専が熊野市から移転することになりそうです。姫路市と名張市が移転先の候補地として名乗りをあげ、誘致合戦を繰り広げていましたが、名張市を第1候補地として交渉することになったと発表がありました。交渉の妥結はこれからのようですが、おおよその条件交渉は済んでいる様子なので、決定と考えていいのでしょう。ワタシのスタンスとしては、複雑な心境ですが、このことを受け入れた上で、県立高校の在り方をあらためてじっくり考えてみたいと思います。 今日も、先にお知らせしたシンポジウムの実行委員会の打ち合わせをしてきたところです。地域の高校の在り方を考えるのは、これから進学する子どもをお持ちの保護者の皆さんだけの問題では決してありません。わたしたちのまちづくりそのものの課題です。ぜひ、多くの市民の皆さんのご来場をお待ちしております。 以降再掲   なお、明日から5日間ブログはお休みします(長い間サボっておいて、お知らせするほどのことではないですね)


シンポジウム 「地域の高校を活性化させるために今、必要なこと」

< 日時・場所 >

2010年1月23日(土)14:00〜16:30 名張市武道交流館いきいき 

< 内 容 >

◎第1部  14:00〜15:00

基調講演 「普通の生徒を伸ばすロマン」 テーマ性のある普通科の実践

講師 鈴江 昭 氏 (元・京都府立北稜高校校長 京都府文化環境部国民文化祭準備課企画専門役)

◎第2部  15:10〜16:30

パネルディスカッション 「どうする?どうなる?名張の3高校」

◎主催  「地域の高校の活性化を考えるシンポジウム」実行委員会

◎後援  名張高等学校PTA、名張桔梗丘高等学校PTA、名張西高等学校PTA、名張市PTA連合会、名張市教育委員会、三重県教育委員会、三重県教職員組合名張支部、三重県教職員組合伊賀高校支部、MIK運動推進委員会

◎お問い合わせ  名張市PTA連合会事務局 TEL 0595−64−6318

投稿者 boss_blog : 22:10 | コメント (0)

2010年01月15日

困ったもの・・・  NO.680

 今夜は、桔梗が丘にあるベルージュで開催の、連合三重伊賀地域協議会の旗開きに出席。もう15日を過ぎていますが、こうした新年会や祝賀会が続きます。あらためて新年のごあいさつと昨夏の衆議院選挙でのお礼を。政権交代は果たしましたが、相変わらずのお任せ民主主義では困ります。新政権のお手並み拝見とは、マスコミさんのいうことであって、せっかく政権が交代したのですから、この機会に、わたしたちは政治に参加・参画するということをやっていかなくてはなりません。そんなことをお願いしながら、働く仲間のみなさんとの連帯を誓いあったところです。・・・と、いい感じでいたのに、夜のニュースで小沢幹事長の秘書の逮捕の報。こういうことだけは避けてほしいもの。またまた政治不信につながってしまいます。困ったもの・・・

投稿者 boss_blog : 23:56 | コメント (0)

2010年01月13日

再始動です!! NO.679

 多くの皆様に、ご心配をお掛けしました。まだ10月の視察から戻らないのかと・・・。訳あって、更新がままならず、申し訳ありませんでした。本当に久しぶりに、そして、ひそやかに、再始動です。

 早速にシンポジウムのご案内を。NO.661でお約束した地域の高校の再編活性化の問題を話し合う、シンポジウムを下記のとおり開催することとなりました。実行委員会のメンバーとして、参画させていただき準備を進めております。ぜひ、多くの皆様のご来場をお待ちしております。シンポにのぞむワタシの思いは、下段の文章とNO.661を再読ください。


シンポジウム 「地域の高校を活性化させるために今、必要なこと」

< 日時・場所 >

2010年1月23日(土)14:00〜16:30 名張市武道交流館いきいき 

< 内 容 >

◎第1部  14:00〜15:00

基調講演 「普通の生徒を伸ばすロマン」 テーマ性のある普通科の実践

講師 鈴江 昭 氏 (元・京都府立北稜高校校長 京都府文化環境部国民文化祭準備課企画専門役)

◎第2部  15:10〜16:30

パネルディスカッション 「どうする?どうなる?名張の3高校」

◎主催  「地域の高校の活性化を考えるシンポジウム」実行委員会

◎後援  名張高等学校PTA、名張桔梗丘高等学校PTA、名張西高等学校PTA、名張市PTA連合会、名張市教育委員会、三重県教育委員会、三重県教職員組合名張支部、三重県教職員組合伊賀高校支部、MIK運動推進委員会

◎お問い合わせ  名張市PTA連合会事務局 TEL 0595−64−6318


 人口減少社会は今、地域の子どもたちをどのように育んでいくか、という大きな課題をわたしたちに突き付けています。地域における児童生徒数の減少は、学校におけるきめ細かな教育を実現する一方で、集団生活の中で体得する様々な学びが薄れることも想定され、また、運営面でも支障が懸念されるなど、子どもたちに十分な教育環境を確保できない状況も引き起こしています。
この伊賀地域においても、小中学校の統廃合等が進められ、また、県立高校においても、再編活性化の議論が積み重ねられてきました。本年4月には、伊賀市内の職業系3高校(上野工業・上野商業・上野農業)が、再編統合され、新しく伊賀白鳳高校が誕生したところです。同時に、名張市内の県立3高校(名張・名張桔梗丘・名張西)の再編活性化の議論も、県教委主導のもと、進められています。また一方、名張市内では、皇學館大学名張学舎が、入学生の大幅な減少を受けて撤退を余儀なくされ、その跡地利用として、他の民間教育機関の誘致が議論されています。
 こうした中、今一度、地域の子どもたちを、地域の中で、地域の人々の手によって、どのように育んでいくかという視点で、地域の高等学校のあり方や、その活性化の方法について、市民の皆さんと考えてみたいと思います。こうした議論が、地域の中の人材育成に寄与し、ひいては名張市自身の活性化につながりますことを期待するところです。

投稿者 boss_blog : 22:55 | コメント (1)