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2008年11月26日

どうする? どうなる? 博物館 NO.587

 秋晴れのいい天気が続きます。空気は冷たいものの、車の窓越しに入る日差しは、たいそう暖かく、気持のいい通勤ドライブが楽しめます。そんなワタシの今日のカーライフのお供は、フリーの「ファイヤー&ウォーター」。ワタシ的には、最高のロック・ヴォーカリストであるポール・ロジャースのフリー時代の最高傑作アルバムかと。名曲「オール・ライト・ナウ」には、ノラずにいられません。そういえば、愛読書「大人のロック」の秋号によれば、クイーン+ポール・ロジャースのオリジナル新作が発売されているそうな。これは買わねばと思いながら、まだネクワンに行けてない。クイーンとしては実に13年ぶりのアルバムだそうですが、ポールの信奉者としては複雑な心境。おそるおそるレコードに針を・・・(こういう厳かな儀式がなくなった今日この頃でありまする)。

 きのうも今日も議会へ。きのうは、11月議会の始まり。従来の言い方で言うならば、第4回定例会ということですが、年2回の会期制になって、ますます議会活動が活発になり(これはこれで有意義なことですが)、のべつまくなしに議会日程が動いている感覚が強く、ずっと議会に行っている感じがします。

 昨日の議会日程
・本会議(補正予算等の議案上程)
・全員協議会(新県立博物館基本計画についての説明、平成20年度定期監査・行政監査等の結果報告)
・議案聞き取り会
・議案質疑(新県立博物館基本計画ならびに関連予算について)
・会派総会

本日の議会日程
・議員提出条例にかかる検証検討会

 今議会では、補正予算15件、条例案15件、その他議案22件、合わせて52件が上程されました。一般会計で約26億3千万円、特別会計で約7億8千万円の増額補正、企業会計では10億9千万円の減額補正となっています。気になるところは、企業収益の悪化により、法人県民税で約21億7千万円、法人事業税で約30億3千万円の減収が見込まれたこと。金融危機に伴う税収への本格的な影響は、まだまだこれからということを考えると、かなりの覚悟をしておかないといけないのでしょうか。

 そんな中、昨日、議会の議論の中心は、かの「新県立博物館」建設について。執行部からは、基本計画の概要と基本設計及び実施設計にかかるための補正予算(債務負担)について説明がありました。知事からは、こういう時代であるからこそ、長期的な視点にたって、文化力による地域政策の基盤づくりが必要との思いが語られました。計画によると、予定される場所は、現県総合文化会館隣接地。建物の規模は、延床面積12,000�屬如△Δ腺隠亜ぃ娃娃悪屬鮴莵埓鞍�する。整備事業費は約120億円、うち約80億円を県債で賄うものとしています。管理運営費は年間、4億5千万円と想定し、県債の償還金約5億5千万円とあわせ、年間約10億円の支出が必要とのこと。入館者数は、初年度に約24万3千人、5年目以降の平均は約15万人を見込んでいます。平成26年度当初の開館が目標です。

詳細は、こちら→新県立博物館について

 「経済の先行きが不透明なこの時期に、スタートするべきでない」「遷宮との相乗効果を期待するなら、もっとふさわしい場所があるのでは」「公設公営(一部指定管理)で果たしてよいものか」などなど、異論噴出というのが昨日の議会の印象でした。貴重な地域文化の保存蓄積、そして次世代を担う子どもたちに向けた未来への投資ともいうべき博物館の意義を否定する人は、きっといないでしょう。ただ、いま、この時期にどうしても必要か。あるいは、今だからこそ必要だという明確な意義。また、建設にも維持管理に、多額の費用を必要とする故、財源の担保や、将来負担の見込みをしっかりと議論しておく必要があります。この11月議会(〜12月19日)で結論を出すには、あまりにも時間がなさすぎます。執行部が行った県民からの意見集約(意見交換会やパブリック・コメントなど)も、指摘されるとおり、意見が少なすぎます。この計画を可とするか否とするか、議会の責任も非常に重いものがあると思います。もう、少し、県民の声を丁寧に聞く必要があるようです。議会の議論も十分に尽くすことが求められます。

 今回の計画に対して、個人的な感想を言わせてもらうと、もうひとつなあ〜という感じです。遷宮に合わせて三重県への大がかりな集客の起爆剤にもという割には、テーマが「三重が持つ多様性の力」。内向きです。文化力の重要性は全くそのとおりですが、だからこそ博物館が今必要だという明確な意味付けも弱い気がします。事業費も含めた総合的な判断の中では、よし、やりましょう!という結論にはたどり着きにくい印象です。県民に納得してもらえる確信が持てません。

 ワタシは、以前の、博物館を議論した議会の政策討論会議で提案しましたが、未来への投資という面に特化してはどうかと思っています。収蔵物の保管整備は大前提として、自然科学にしても人文分野にしても、オーソドックスな展示は隣接府県の博物館や、県内の他の博物館でも利用は可能ですし、実績のある移動博物館でもOKかと。たとえば、地球規模の課題である、温暖化や環境問題に特化して、子どもから大人まで、学習できる、また、大いに考えさせられる、そういった博物館はどうでしょう。絶滅した過去の動物や植物、さらには、温暖化が進むと絶滅すると言われる数多くの生き物たちが、想定される温度上昇に沿って区分けされ、目で、触って、頭で、体で、感じ取ることができる。そんな想像力が求められ、仮の未来が体験できる展示があれば、いいなと思っています。それならば、県外からも誘客はできるかもしれませんし、「今」やらなければならないという意味も明確です。・・・まあ、全く、個人的な思いですが・・・。また、皆さんからもご意見がいただければ幸いです。

投稿者 boss_blog : 2008年11月26日 20:38

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