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2006年07月16日

主夫になれなかった!?

 今日は、ここんとこ議会や視察、勉強会が続き、たまりにたまった事務処理に追われた一日。間をぬって、いつもお世話になっている名張高校の稲森伸治先生とその仲間のみなさんの作品展「素景展2006」を松崎町のギャラリー楽へ、地元出身の落語家、桂三弥さんの「藤堂高吉ばなし第2弾」を藤堂家邸へと見に行く。

 ギャラリー楽では、残念ながら、稲森先生がいらっしゃらず、一緒に作品展示されている中司さんと柳川さんが、迎えてくれた。稲森先生と柳川さんは絵画、中司さんは写真の展示、今回が2回目の開催である。ギャラリー楽は、洋服店を経営されていた井上トシさん(今日はお会いできませんでした)が、空き店舗になったお店を「名張シンクス」の山下さんと連携をとりながら、こうした作品展等に開放していただいている。さびれがちだった旧町に、大きなインパクトを与えてくれている。17日までやってますので、ぜひ、みなさんお立ち寄りを!市内の風景がモチーフになっているので、いろいろと楽しめますよ!

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 と、本日閉店!といきたいところですが、いやいや、きのうの宿題がありましたよ〜。地球温暖化と少子化の件。とりあえず、今日は少子化をお題に。この1〜2年、県議会の中でも、この問題の議論がマジ多かった。一昨年の環境森林健康福祉常任委員会、昨年の次世代育成特別委員会などで、ず〜と議論してきた。一昨年は、少子化対策の提言をまとめ知事に提出、昨年は少子化対策についての議会決議まで行ったわけですが、どうもその中身には満足できない。

 子育てにお金がかかるのは事実だけど(子どもをたくさん持たない理由をアンケートで尋ねると大抵、お金がかかるからという答えが一番多い)、単純に、それを受けて、子育て費用の軽減措置だ!減税だ!教育費無料だ!の声が合唱される。あげくに、晩婚・未婚化が進んでいるのも大きな一因と聞くと、結婚相談所の支援だ!愛のキューピット作戦だ!と、国までが叫んでいる始末。でも、お金が与えられたら、子づくりに励む!?・・・とは、チト大きな勘違いなのではと思う。今の若い人たちは、確かに、子どもをたくさん持たない理由に、経済的余裕がないことを、晩婚・未婚の理由に、適当ないい人に巡り会わないことをあげるけれど、その奥には、結婚や子育てに魅力を感じていないことが大きいはず。

 これを解消するためには、結婚や子育てに魅力を感じる新しいライフ・スタイルを提言することの方が重要だと思う。洋楽好きのワタシが、高校生の時、最もショックを受けたのは、大好きだったジョン・レノン(元ビートルズ)が、突然音楽活動を無期限(実際は6年間ほどだったかな?)に休止して、子育てに専念する、今日からオレは主夫だ!といって消えてしまったこと。いやあ〜カッコイイ!!と思ったねえ−。自分も、そんな生き方がしてみたい、これが新しい時代の生き方だ〜と。

 でも、実際自分が大人になって、就職して、結婚して、さあ子どもが生まれた、という時、そんな生き方ができる環境に周りはなかった。今でも、男性が育児休業を取るのはなかなか難しい。本当に、この社会が少子化を止めようというのであれば、企業も家庭も地域も、真剣に働き方のあり方をl考え直さなきゃダメだと思う。でもそれができるかなあ−この日本社会が・・・。まっ、それを変えていくのも自分の仕事であるわけですが。

投稿者 boss_blog : 2006年07月16日 23:00

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