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2013年03月20日

防災フォーラムへ

 3月20日、今日は春分の日でお休み。皆さん、いかがお過ごしでしょうか? ワタシは、地元行事をいくつか回らせていただいた後、お隣伊賀市の大山田産業振興センター(どんぐりホール)で開催の「防災フォーラム」(三重県主催)を聴講に行ってきました。三重県防災対策部から「三重県新地震・津波対策行動計画」中間案について説明があった後、三重大学大学院工学研究科の川口諄准教授から、「新たな防災・減災対策に向けて」と題して講演をいただきました。
 東日本大震災からわずか2年にもかかわらず、すでに風化や忘却が進み、防災意識、危機意識の低下が心配されていますが、川口准教授のお話は、難しい理屈ではなく、心理的にうまく防災意識、危機意識を植え付けてくれる、いいお話でした(早口の関西弁の話術の影響もあるかもしれませんが)。
 たとえば、「ガンで亡くなる人の確率は6.8%、交通事故で亡くなる確率は0.2%、それでも人は保険に入ったり人間ドックに入ったりと対策を講じるのに、震度6以上の地震が起こる確率は87.4%あるのに、人々は何も対策を講じようとしない。」「自宅の耐震工事に180万円はとてもかけられない、そんなお金はないと言う人が、帰っていくときにプリウスにさっそうと乗っていく、なんておかしい」と。昨日は、想定される南海トラフでの巨大地震を最大級に見積った場合の被害想定が発表されたばかり。いま一度、自助、自分たち自身で自らの命を守りきる意識と行動が求められています。

投稿者 boss_blog : 2013年03月20日 22:41

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