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2007年12月19日

まことにアメリカン      NO.391

 気温は低めでも、エエ天気だったので、通勤ドライブにはいい感じの一日。そんなワタシの今日のカーライフのお供は、レイナード・スキナードのベスト盤。言わずと知れたサザン・ロックの雄である。名曲「スイート・ホーム・アラバマ」を聞きながらアクセルをふかせると、まことにアメリカン。エエ感じやねえ。「スイート・ホーム・アラバマ」と言えば、洋画「コン・エア」を思い出す。映画の中で、この曲がバックに流れる中、囚人専用飛行機にのせられた主人公のニコラス・ケージに個性派俳優スティーヴ・ブシェーミが一言。「この曲をやってる連中は墜落死しちまったんだぜ・・・」。実際、レイナード・スキナードの主要メンバーは、飛行機の墜落事故で亡くなっているわけで、強烈なブラック・ユーモア、と言うかストレートなお話でした。

 本日は、朝から議会運営委員会に出席。明日の閉会日における採決等の確認作業が行われた。来年からは、いよいよ、定例会が年2回の開催となる。議提議案で、定例会の招集回数の改正条例が提案されるが、可決されれば、いよいよ20年頭から、年2回開催の議会がスタートする。

 きのうの、道州制検討会の分科会について一言。望月副知事も交え、政策部から、道州制に関する検討経緯と、県当局の考え方について説明をうけ、その後意見交換をした。道州制については、過去、何度か野呂知事とも議論してきたけれど、昨年12月の質問時の答弁では、「私としては、安倍内閣ができました時点で、小泉内閣から道州制についての動きが、少しテンポが変わってきたということを強く感じておりまして、早速庁内で副知事の方に指示を出しまして、県庁内の各セッションの職員を横断的に集めて、副知事を中心に今勉強をし、検討を始めさせておるところでございます」ということだった。しかし、実際には、個々の職員レベルで情報収集していた程度の話っぽかった。

 
 最近の知事の発言の雰囲気をみていると、国で議論になっている第2期地方分権改革を、まずは、しっかり実現することが先決。道州制は中長期的な課題だ・・・という感じだ。しかし、ワタシ的には、自民党の中で、道州制調査会を道州制推進本部に格上げするなど、安倍内閣から福田内閣に代わっても、道州制導入の議論が衰えていないイメージがあり、やはり、国の財政再建の手段として、道州制を使ってくる可能性が大いにあると推測している。その際には、一気に導入が加速することも考えられるわけなのに、今の県の姿勢には、そうした危機感もなく、随分とのんびりしている感じがする。

 知事には、道州制の具体的な検討や議論に手をつけることは、結果として国ペースの導入を進めることになり、自らそんな土俵にのるのはイカガなものか、という姿勢が垣間見える。しかし、ワタシ的には、今の国と地方の枠組み、力関係のままで、分権改革(第2期)が地方の望むように進むとは到底考えられない。道州制というツールを使って、ドラスティックに枠組みを変えることで、分権を勝ち取るという姿勢の方が、地方にとって有利ではないかと。同時に、地域経済も、広域的な枠組みのほうが活性化しやすいと思う。もちろん、多くのデメリットもあるのも承知の上で。いすれにしても、市町村合併のときのように、住民が何もよく理解できないままに判断を迫られる、そんなことだけは是非避けたいもの。

投稿者 boss_blog : 2007年12月19日 20:47

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