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2007年11月16日

「恋と革命の味」       NO.370

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※都道府県議会議員研究交流大会(都市センターホテル・千代田区)

 夜行バスは、大変ありがたいことに朝早く降ろしてくれる。品川駅に着いたのは午前6時20分。東京は、常に暖かいイメージがあったが、今朝は随分と寒い感じがした。品川駅周辺は、名張のような田舎と違って?24のファミレスやマックがない。玄関に立つ店、軒並みに営業は7時から。仕方がないので、オープンまで駅構内をうろつく。会議は、確か10時から。モーニングのハシゴを覚悟する。よく眠りはしたが、熟睡はしていないのか、頭もボンヤリする。

 予定どおり午前中は、「太平洋新国土軸推進府県議会議長連絡協議会」の研修会に、午後からは、「都道府県議会議員研究交流大会」に出席をする。午後からの大会は、約700人の参加(上の写真)。会場を後ろから眺めるとなかなか壮観でありました。こうして見ると、やっぱり議員は多すぎる!?

 近鉄特急の最終で名張着。研修会の報告は明日にでも。下の写真は、以前ここで紹介した「中村屋のボース」(中島岳志著)にゆかりのある新宿中村屋本店。一度、どうしても行っておきたかった(ちょっとミーハー的発想ですが)ので、お昼の休憩時に、新宿まで移動し、訪ねて来ました。そして、ボースゆかりの「インドカリー」も食べてきました。

 新宿中村屋本店は、想像と違って、新宿駅近くの一等地に堂々と立っていました。ちょうどスタジオ・アルタの斜め前あたり。今でも人気が高いようで、お昼前には超満員。何とか、席を確保して注文。もちろん、ボースが伝えたであろう、あの「インドカリー」。う〜ん、思ったほど、辛くなくって食べやすい。味は、意外とあっさりテイストだったが、ボースと彼と関わった多くの人々の思いが交ざり合ってできた味だと思うと、何となく感慨深い。

 20世紀の前半、日本に亡命し、日本からインドの独立運動を画策し、また、多くの日本の政治家や思想家に影響を与えたラース・ビハーリー・ボース。その彼が、その身をかくまってくれていた中村屋の主人に伝授した日本初の本格的な「インドカリー」。中島氏の著書から引用すると、「本格的な『インドカリー』を日本人の間に広めることは、イギリスによって植民地化されたインドの食文化を、自らの手に取り戻そうとする反植民地闘争の一環であった」と。「イギリス人によって作り変ええられた『カレー』ではなく、インド人が実際にインドで食べている『インドカリー』」へのこだわりだったと言う。また、中村屋の娘との交わりから、「恋と革命の味」と昔は言われたそうな。 

 写真のインドカリーは1,500円弱。わたしは、サラダとインドティー付きのセットにしたので、2,100円なり。いろんなことを頭に描きながらいただいたカリーは、「おいしかったです」。機会があればご賞味を。

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投稿者 boss_blog : 2007年11月16日 23:22

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