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2006年09月17日

感性が時代についていかない!?

 二日間、すいません。またサボタージュです。夜の会合が続くと時間的につらいっす。三谷県議や中村勝県議のように、早朝一番ブログにすれば、いいんでしょうが、元来の夜型ライフが抜けきれないので、無駄な抵抗はせず、この時間帯に居座りましょう。

 きのうは、三ヶ所ほど市内の小学校の運動会に顔出ししたあと、津で延々と会合が続く一日(お陰で、被弾ピアノコンサートに行けなかった。残念)。帰宅が10時を過ぎるとクタビレますなあ。昨日は、移動を電車にしたので、先日から読みかけていた、伊藤たかみさんの「八月の路上に捨てる」を読み終えることができた。先般の芥川賞受賞作品であるのはもちろん、ご承知のとおり伊藤さんは我が名張市出身。読んどかんといかんわねえ〜!

 感想?う〜ん、文学や小説は得意分野ではありません。よって、以下は感想と言うよりは、たわごとです。自分なりには、読んでいる最中から切ない気分に襲われました。やっぱ、男と女は切ないねえ〜。愛してるのに、なぜかどうしても、うまくいかないことがある。相手の事を思っているのに、口から出てくる言葉が気持ちと反対のことがある。どうしてやろね〜・・・。読んでいて、主人公とその妻に、ついつい自分と自分の妻を重ねてしまう。うん?こりゃ、被害妄想か?もう、みなさんは読まれましたか?

 余談ですが、それにつけても、芥川賞の選者って辛口やねえ。単行本で買わず、全文掲載の文芸春秋を買ったので、7人の選者の選評が載っている。村上龍、山田詠美、石原慎太郎、宮本輝などなど、そうそうたる顔ぶれ。しっかし、「芯がない」だの「軽すぎる」だの「伝えるものがない」だのと難しいことばかり並べてある。あんたらの感性がもう時代についていってないんちゃう!と、言ってやりたい気分(ちょっと言い過ぎ?あんまり小説はわかんないのにね−・・・)。伊藤さん、こんな選者相手にご苦労さま−。

 今日は、午前中は各地の敬老会を訪問、午後は、以前から楽しみにしていた全国の里山保全のエキスパートたちが集まる「全国雑木林会議三重大会in赤目の森」を訪ねた。「雑木林」なんて聞くと、少し違和感があるが、この大会が始まった14年前頃は、「里山」という言葉もなかったらしい。到着が遅くなったので、井伊野さん(赤目の里山を育てる会・理事長)の話はあまり聴けなかったが、そのあとのフィールドワーク、赤目の里山歩きをインターン生の松本君と参加した。

zoukirinn.jpg


 里山に育つ木々や草花の種類をいろいろと教えてもらいながら約1時間半ほど散策させてもらった。名前は、いつも聞いてきたけど、「あっ、そう。これが、○○かあ−」なんて調子で、自分の無知にあらためて感心した!?

 現場で、少しいい話を聞かせてもらった。赤目の里山を育てる会が、地元の赤目小学校と連携をして、子どもたちにもフィールドを開放しているのは聞いていたが、その様子がなかなかイイ。年4回、子どもたちを連れてきて絵を描いてもらってるそうで。年4回とは、つまり春夏秋冬で、必ず1本、自分専用の木を決めて、1年間取り組むらしい。はじめは、あまりたくさん描けていないらしいが、来る度に、自分の木の様子、周りの様子、景色がどんどん変化していくので、最後には、1枚の絵にたくさんの情報が表現されるようになるそうだ。観察力が身に付く上に、自分たちの身近な里山に愛着がきっと生まれてくることだと思う。

 県議会が議員提案条例でつくった三重の森林づくり条例には、「森林環境教育の振興」なんていう項目が設定されているが、こうした取り組みがまさにそれにふさわしい感じがする。森林環境税の使途も、こうした分野にも十分配分されるべきだろう。

投稿者 boss_blog : 2006年09月17日 21:39

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