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2006年09月01日

政治家が紙切れになる日!?

 おもしろい案内をもらった。お隣り、韓国では、インターネットによる「e−デモクラシー」が盛んで、その中でも、大統領選挙にも大きな影響力を持つと言われる「ポスダック」(ナスダックをもじっている)は、20代30代の若者の政治参加の場になっているらしい。政治参加と言っても、「ポスダック」はゲーム感覚的に参加できるもので、「楽しみながら政治参加を!」がモット−らしく、登録者は50万人を越えるという。今度、その日本版がサイトとして立ち上げるということで、案内メールが来た。

 
 「ポスダック」は、政治家証券市場。実際の政治家を仮装市場に上場させ、国益を追求する政治家にサイバーマネーを使って投資するシステムだそうだ(もちろん実際にお金は動かない)。当人の発言や行動によって、政治家株が上下する。これによって、国民はゲーム感覚で政治に関心を持っていくようになり、一方政治家は、国民に常に言動をチェックされることで、よい緊張関係が生まれ、国民の思いに応える政治を実現するようになる、という代物らしい。

 いかにも、ネット社会、インターネット先進国の韓国らしいシステムだ。従来のマスメディアや圧力団体からの束縛を排し、国民一人一人の声を反映させるという「ポスダック」の理念は、ある意味、サイレントマジョリティ(声なき多数意見)の意見反映の実現であり、画期的だ。しかし、一方、クリック一つの軽さは、諸刃の刃ともなりうる。実際、政策論争が重要だと一般に言われながらも、現実的には人気やムードに左右される有権者の気質をみると、日本の現状では危うさも潜む感がある。
 
 今後の、成長ぶりを注目したい。何より、自分が投資対象となる証券(紙切れ)とは失礼極まるとお思いになる政治家がきっと日本では多いのでは?おっと、自分は・・・!?

投稿者 boss_blog : 2006年09月01日 18:08

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