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2006年07月20日

行政ではプロが育たない!

 大雨が続くねえ。名張市内も数カ所、法面の崩壊や冠水の被害が出ている。大きな災害にはなっていないので、幸い。今日は、朝から青蓮寺のぶどう組合さんが今夏のオープン日ということで、あいさつに顔出し、その後、津に走り、三重県戦没者追悼式に参列、午後は四日市と一志(現津市)に走り、県立総合医療センターと県立一志病院を視察調査してきた。

 2病院の調査は、県議会の「公営企業事業の民営化検討委員会」の委員活動。この委員会活動は、2年目で、昨年は企業庁(水道+電気事業、例のRDFもこの中の事業)、今年が病院事業庁(県立4病院)が調査対象で、文字通り、民営化を視野に入れた、あり方検討会であり、大学や研究機関の先生方6人と、議会の3会派から一人づつの3人、計9人で構成され、ワタシは、‘新政みえ’から会派代表として参加させてもらっている。

 水道や電気事業を扱う企業庁の場合は、事業の効率性を追求することが、コスト削減、県民負担の軽減に繋がるということで、比較的、民営化の議論が進めやすいのだが、こと、医療の問題となると、単純に効率性の問題だけで計れない部分があり、提言のまとめ方にも、大変苦労しそうだ。県民の幅広い医療のニーズの中から、県として、公立病院として果たさなくてはならない、役目とは何か、また、それは民間病院では出来得ないことなのか、大いに議論を交わさなくてはならない。

 その議論はこれからの会議の主題となるが、今日は現場の多種多様な話が聞けた。特に、県立総合医療センター(四日市市)の小西院長からは率直な意見を頂く。なかなかスマート(頭が。まっ、医師でトップの人やから当たり前やね)で意欲的、そして何よりもはっきりモノを言ってくれる。こういう人は大切にしたい。意見交換の中で、一つ気になったのが、事務職の人材の問題。当然ながら、県からの出向で異動がある。病院経営の根幹をなす医業収益をいかに効率よく上げていくか、それには、充分な専門知識と現場経験を持つプロの事務スタッフが不可欠なのに、プロが育たない、継続しないしくみになっている、ぜひともプロパーの育成をとのこと。これは、地元名張の市立病院をはじめ、公立病院の持つウィークポイントとも言えるわけで、赤字体質の一因とも言えるか・・・。堅い話でごめん!でも、こんな議論も、きちっと伝えないとね。では、おやすみなさいませ!

投稿者 boss_blog : 2006年07月20日 23:03

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